【肥満児対策】子どもを太らせないための方法

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今の日本は、肥満児が増加傾向にあります。

子どものころから肥満でいると、大人になっても痩せにくい身体になり、健康や外見に悪影響がおよぶということがわかっています。

それどころか、自己肯定感が低くなったり、いじめの原因になることもあります。

しかしながら、子どもは自分でカロリーコントロールや運動不足の解消を意識して対策することはほとんどありません。

したがって、親が責任を持って幼少期から子どもの健康管理をすすめる必要があります。

そのためにはどうすればいいかを解説していきます。

はじめに

まず心がけて欲しいことは、親が栄養の知識を付けること、完璧を目指さないことです。

子どもは楽しく生きることを重視しています。

そのため、あれもこれも厳しく規制しては親子共々かなりきゅうくつになってしまうため、努力が長続きしなくなるでしょう。

まずは完璧でなくてもいいので、小さな習慣づけをすることから始めてみましょう。


それは、なにも難しいことではありません。

お金もかかりません。

大切なことは、【健康について考える】ということです。

だれにでもできることですので、ぜひ実践してみてください。

健康的な食事をとる

肥満児は他の子どもに比べて、量を多く食べるイメージがあるかもしれません。

あながち間違いではありませんが、量よりも食べ物の質に問題があることが多いでしょう。

そして、その食事を与えているのは親です。

それではどのような食事を与えればよいのでしょうか?

さて、食べ物の三大栄養素であるたんぱく質、炭水化物、脂質をバランスよく食べることが健康的な食事の基本です。

さらにそれに加えてビタミン、カルシウムや鉄分なども考えてメニューを組み立てなくてはなりません。

しかし、毎日仕事をしながら忙しく子育てをしている方は細かく献立を考える余裕がなくなりがちです。

そのため、最低限これだけは努力するべきことを4つとりあげます。


ジャンクフードをやめる

ここでいうジャンクフードは、おおまかに

  • ハンバーガーやラーメンなどのファーストフード
  • ポテトチップスやケーキ、コーラなどのジュース類
  • カップ麺、レトルトカレーなどのインスタント食品

などをさします。


これらは健康上に問題があるばかりか、最も肥満につながる食品です。

理由は、その栄養バランスの悪さにあります。

同じカロリーでも、炭水化物でのカロリーとたんぱく質のカロリー、脂質のカロリーでは意味合いが大きく異なるのはご存じでしょうか?

ごく簡単にいうと、摂取すべきは不足しがちなたんぱく質でのカロリーです。

いかにたんぱく質からカロリーをとるかが、肥満を防ぐ第一歩になります。



さらにもうひとつ、ジャンクフードは塩分が非常に多く、保存料や化学調味料、着色料なども大量に含まれていることが多いために、人体に多大な悪影響があるということが理由です。

虫や細菌すら寄り付かない物を人間が食べ続けるとどうなるのか、考えてみましょう。

そして、いずれも特に味が濃くなる加工がされているので、舌が濃い味に慣れてしまう危険性があります。

幼少期から濃い味に慣れてしまうと味音痴になり、大量にソースやマヨネーズ、ドレッシングなどの高カロリーな調味料を摂る習慣が生まれてしまうことになります。


パンをやめる

主食は米、もしくはパンをとる方がほとんどでしょう。

朝食はその手軽さからパンを食べることが多いかもしれません。

しかし、パンは米に比べて脂質が多く、それにあわせるバターやジャムなどは非常に高カロリーで肥満の原因になる食品です。

最も最悪なのが、菓子パンを食べる習慣がある場合です。

菓子パンはそれ一つだけで食事が完結できるほどのカロリーがあるものの、そのほとんどが糖質あるいは脂質、またはその両方に偏ります。

また、パンは米よりも噛む回数が少なく食べ応えがない上に血糖値の上昇速度が速い為、腹持ちが悪くなります。

その結果、すぐに空腹感からおやつなどを求めるようになります。



反面、米を食べる場合は、朝食であれば納豆や卵焼き、漬物やみそ汁など自然と栄養のあるおかずが定番となるでしょう。

もし朝から料理が手間な場合は、昨晩の残り物をおかずにすると簡単です。

これが毎日の習慣となれば、身体にとって相当な差となるでしょう。

肉、魚、卵を食べる

肥満児にとって決定的に不足しがちな栄養素は、たんぱく質です。

しかし、食事は子どもの食べやすい、美味しいものを中心にと考える親は多いでしょう。

ただ、そうしてどんどん太っていってしまっては困ることになります。



さて、たんぱく質は筋肉や骨などの身体の組織をつくる重要な栄養素です。

つまりたんぱく質が不足すれば、十分な成長が期待できなくなるということになります。

また、たんぱく質の多い食事は満腹感が得られやすくなります。

したがって、ラーメンとおにぎり、パスタとパンなどの炭水化物と脂質に偏った組み合わせよりも、肉や魚料理をおかずに米を食べる方が、カロリーに対しての満足感は大きくなります。


おやつに気を付ける

おやつにも工夫が必要です。

ここでも気を付けることは、量はもちろん、何を食べるかになります。

ポテトチップスやチョコレートを食べるよりも、ゆで卵を食べるほうが腹持ちが良く、健康的でダイエットに向いています。

他には、鮭おにぎりや焼き芋などもおやつには良いでしょう。

飲み物では、コーラやサイダーなどのジュースを飲む習慣は最悪です。

ジュースは無駄に高カロリーを摂取するだけになるので、冷蔵庫にいつも何かしらのジュースが冷やしてある場合は買うのをやめましょう。

普段から、お茶や水などのカロリーが無い飲み物を中心に摂り、どうしても満足できないなら牛乳(低脂肪乳は栄養の残りカスなので除く)は少量であれば良いでしょう。

牛乳には脂肪が多く含まれていますが、子どもの健康や発育には一定量は必要になりますので、脂肪の摂取を控えすぎるのもまたよくありません。

健康の為には、ジャンクフードなどに含まれる悪い脂肪ではなく、良質の脂肪を選ぶことが重要です。

おすすめのおやつの一例として、バナナヨーグルトがあります。

作り方は、バナナを小さめの輪切りにして、プレーンヨーグルトを乗せるだけ。

トッピングとしてきな粉やハチミツをかけるとさらに美味しくなります。

ぜひお試しください。


まとめ

食べもの、飲み物全般的にいえることがあります。

それは、自分で料理しなくても手軽に食べられるものは、太りやすく健康被害を受けやすい傾向にあるということです。

楽をすればするだけ、健康と引き換えになると考えてもよいでしょう。

企業が物を売って儲けるために、何かを犠牲にすることがあります。

たとえその犠牲が健康であっても、手軽で安く食べられればそれで良いと思って買う人がいれば売れ続けます。

あなたやあなたの大切な家族は何を重視するのか、ということを食育の視点から考えてみてください。

そうすればきっと、肥満を防ぐことができ、健康的に過ごすことができるでしょう。

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