プロテインは飲まなくてもいい!

筋トレ情報

『筋トレと言えばプロテインが常識!』

と思っている人は、かなり多いのではないでしょうか?

10年前であれば考えられないほどに、現在の日本のサプリメント市場は賑わっています。

コンビニやスーパーでもプロテイン商品が気軽に安く買え、誰でも日常的に摂ることができるようになりました。



でも、ここで冷静に考えてほしいことがあります。

それは、

『プロテインは牛乳や大豆からできたもの』だから、しっかりと食事をとれれば不要ではないか?


ということです。

今回は、プロテインの必要性について考えていこうと思います。


プロテインの定義

プロテインとは『たんぱく質』です。

みなさんが水などに溶かしているものはプロテインパウダーと言われるものです。

原料は牛乳や大豆。

一般的によく飲まれているホエイプロテインは牛乳からできています。

これらの脂肪分を取り除いて粉状に精製し、

香料や着色料、甘味料などの食品添加物で味や色をつけます。

チョコレート味やイチゴ味、バナナ味などたくさんの風味がありますが、これらの正体は化学的につくられた食品添加物による人工的な味や香りです。


プロテインのメリット

一般にプロテインは、

  • どこでも
  • 素早く
  • 簡単に
  • 胃の負担をかけずに

たんぱく質を摂取できるというものです。


特に、素早くというのは、2つの意味があります。

それは、

  • 食事よりも短時間で摂取できること
  • プロテインパウダーは栄養の消化スピードが早いこと

の2点です。

『消化スピードが早い』とは、プロテインパウダーは粉末状なので肉や魚などの固形物に比べ、

胃や腸で分解の工程が少なくなるためです。

ホエイプロテインなら30分程度で体内に吸収されると言われています。

ジムなどでトレーニング後に飲む人が多いのはこういった理由があります。

ただ、トレーニング直後は、胃腸が消化の準備をできていないので、20分程度は時間をあけて飲むことをおすすめします。

また、プロテイン製品は種類も豊富で、

水など液体に溶かして飲むプロテインパウダーや、

一食ずつ包装されたお菓子のように精製されたプロテインバー。

他にもたんぱく質を多く含ませて製造された、パンやヨーグルトもあります。

味についてもチョコレートや各種フルーツ、コーヒーや紅茶など、どんな味の指向にもこたえられるよう、メーカーが努力を重ねて開発しています。

トレーニング人口の増加により、選択の自由が増えているというのは本当にうれしいものですね。


つまり、食事の時間を確保するのが難しい、多忙な現代人にとってプロテインは非常に助かる存在です。

注意点は、特にプロテインバーの場合、栄養成分をよく見ないと、たんぱく質の量が十分でなかったり、脂質や糖質が大量に含まれていて必要以上にカロリーが高いものも多くあります。

美味しいからと言ってむやみに食べると、肥満の原因になるので気を付けたいですね。




プロテインのデメリット

私は、他にたんぱく質を摂る手段がないときだけホエイプロテインを飲んでいます。

その際は、マイプロテインのノンフレーバーというものを選んでいます。

ノンフレーバーには着色料や香料、甘味料などの食品添加物がほとんど入っていない上、そのぶん全体量あたりにたんぱく質が多く含まれています。

結果的にお買い得なことと、できるだけ自分が理解できない成分が含まれる食品は摂取したくないことが理由です。

化学調味料の悪影響については、がんや生活習慣病、肥満、メンタル疾患のリスクも考えておくべきでしょう。



そして、プロテインで手軽にたんぱく質のみを摂取できるということも、良いことばかりだけではありません。

肉や魚、卵といった、たんぱく質が多く含まれる食品には、たんぱく質の他にもビタミンやカルシウムといった、身体にとって必要な栄養素が豊富に含まれています。

それら栄養素も同時に摂ることで、以下の良い影響があります。

  • 筋肉の成長だけでなく、健康を総合的に管理できる
  • 咀嚼により、脳の活性化、メンタルの改善へ効果がある
  • 食欲が満たされる
  • 食事を楽しめる



食事には、サプリメントでは満たされないメリットがたくさんあります。

これらを無視して、

「筋トレするならプロテインを飲むべき」

と、単純に考えるべきではないでしょう。


また、ダイエットのために飲もうと考えて、

「プロテインを飲んだら痩せる」と勘違い

して、全体の食事量は変えずに失敗する方もおられます。


この場合は、一日の総摂取カロリーが多すぎたり、栄養バランスが悪いことが原因で、

プロテインの為に、その分食事からとれるカロリーを調整しないといけない

ことを考えるべきでしょう。

その上で、糖質と脂肪の量も管理する必要があります。

プロテインにもカロリーがあることを忘れてはいけません。



しかし、ダイエット中でも栄養摂取は大切です。

そこで同じ栄養をとるなら、

美味しく、身体に良いものを味わう喜びを大切にしませんか?

『食べる』ことを大切に考えてみましょう。



なぜプロテインが流行ったのか

プロテイン商品は非常に利便性の高い商品です。

現代人は基本的に、便利、簡単なものが大好きです。

そのニーズにあった商品であることと、筋トレやダイエットの健康ブームが続いていることが原因です。

さらに、これに加えてもうひとつ大きな要因があります。

それは、インターネットの浸透に伴い、ここ数年の

YoutubeやSNSによるインフルエンサーの出現

によるものです。

一昔前は、テレビで筋トレの方法や、ボディービルダーの日常などを観る機会は少なかったでしょう。

なぜかというと、視聴率が重視されるので、マニアックな情報は流れることが少ない状況でした。

積極的に情報を得ようとすれば、本や雑誌を手に取る必要がありました。

それがここ数年で、インフルエンサーの台頭によって爆発的にプロテインの一般化が進み、人気が出始めることで、テレビCMでもプロテインやサプリの内容が増えました。

さらにインフルエンサー自身も、プロテインやサプリメントの開発、販売を行うことで、

売り上げを伸ばすための販売競争が加速している状況

になっています。

あなたが飲んでいるプロテインやサプリメントは、実は元ボディビルダーが作ったものかもしれません。

消費者にとっては多様なプロテインが簡単に手に入りやすくなり、非常にうれしいことですね。



結論:一般人はプロテインを飲まなくていい

筋肉を鍛えて、体脂肪を削り、誰よりも評価される身体になることを第一に考えることがボディビルダーたちの目標であり生き方でしょう。

ただ、一般人はそうではなく、生活に支障が無い程度に体を鍛えることが目的と思います。



そのためにすべきことは、聞いたことをうのみにするのではなく、

『自分の生活の中で何が本当に必要か考える』

ということが大切です。

各種メディアは、商品を売るために様々な情報を流してきます。

通常、メリットを最大限に伝えて、デメリットや注意点は言いません。

情報を正しく判断するのが我々消費者の課題になります。

大切なことは、

必要なたんぱく質の摂取量を一日に何グラムかを計算(筋肥大目的の人間は体重×2g以上推奨)

し、

総カロリーと栄養のバランスを整えて摂取すること

です。

その証拠に、

プロテインを飲まずに活躍するボディビルダーもいます。




したがって、

【食事なんか面倒くさいだけ】

と、食品添加物も無視できると考えるなら、プロテインとサプリ中心で生きていくことも可能でしょう。

【食事の用意は面倒だけど健康も大切】

と考えるのなら、プロテインと食事をうまく組み合わせる方法を。


【手間はかけてもできるだけ食事から栄養素をとりたい】

と、私のように心と身体の健康を第一に考えるなら、プロテインは非常食程度で。

おかずを休日や夜に作り置きをしておけば、もし普段忙しくても、プロテインに頼らず食事から十分なたんぱく質をとることは可能と思います。

それでも、

『料理は苦手だけど、筋肉と身体にしっかり栄養を与えたい

という人には、筋肉食堂の宅食サービス!【筋肉食堂DELI】という便利なものがあります。


これなら、仕事や家事、子育てが忙しい人でもしっかりと食事をとれて健康的な生活ができるでしょう。


以上、一般人にはプロテイン等のサプリが必要ない理由でした。

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