筋トレで人間関係が良くなる理由【運動とメンタルヘルスについて】

筋トレ情報

職場や友人関係、または家族や恋人との人間関係について悩む方は大勢います。

統計によると、日本人の悩みの上位は常に【他人との人間関係】だそうです。



あなたには、人間関係の悩みはありませんか?

もし悩んでいなくても、今よりもっと良い人間関係をつくりたいと思いませんか?

全て解決するとは言えませんが、実は

筋トレを続けることで人間関係が改善する

ことが可能になります。

それはいったいどうしてなのか?

これについて解説していきます。

はじめに

私は、家事と仕事、子育てに毎日時間を割かれている一般的な共働きサラリーマンです。

子供は小学生以下3人、家の中は毎日大騒ぎです。

そんな状況でストレスが溜まらないわけはなく、心身共に疲れていました。

もともとの趣味だったゴルフやマラソンも、子供が増えるごとに自分の時間が作れず、ついにやめてしまいました。

妻とのケンカが増え、通勤時もため息をつく毎日がしばらく続きました。

当然、夫婦の関係はギクシャク、仕事中も少しのことでイライラしてミスが増えました。

職場で高圧的な態度になることもあり、抑えがきかない場面が多々ありました。

そのうえ、軽い睡眠障害で通院するなど、メンタルはボロボロでした。


そんな中、「これではいけない」と思い、スキマ時間でなんとか両立できる気晴らしの方法を探し、筋トレと散歩を始めました。

最初は、「ストレス解消ついでに、お腹のぜいにくをなんとかしよう」程度にやっていました。

しかし、筋トレを続けていくうちに不思議と心に余裕が生まれ、精神的に楽になっていったのを実感するようになったのです。

さらに、少しずつ朝の散歩を始めました。

すると、しっかりと眠れるようにもなりました。


しばらくすると、

「そろそろ次の出世も考えないと」

「時間がなければつくればいい」

などとポジティブな発言が増え、考え方や行動が前向きに変わっていきました。

このころには、妻とのケンカはほとんどしなくなっていました。


こういった経緯から、運動と心の状態の関係性について意識するようになり、その変化について深く調べるようになりました。



メンタル状態の改善

筋トレまたは有酸素運動にかかわらず、身体を動かすと、『セロトニン』というホルモンが多く分泌されます。

このセロトニンには、精神を安定させ、幸福感・心地よさを得られる効果があります。

また、日頃セロトニンが分泌されないと、やる気・意力の低下、ストレス増大、疲労、うつ症状、不眠症を引き起こすリスクが高くなります。

したがって、『普段の生活の中でセロトニンをいかに分泌させるかが、よいメンタル状態で生活するために重要』ということです。

いつもイライラして文句ばかり言ってしまう、また、ネガティブな考え方をしてしまうという人は、知らぬ間に

メンタルの状態が悪化している

かもしれませんね。

ただし、ひとつ注意点があります。

『セロトニンは30分以上の運動では減少に傾く』というものです。

純粋に筋肉量を増やしたり、ダイエットのためでではなく、メンタル改善のみが目的で運動をする場合は、

20分から30分程度の運動に留めておく

ということを考えてみてください。


心が強くなり自信がつく

筋トレを続けるうちに、体型の変化が起きます。

自分の努力の結果が形にあらわれる、うれしい瞬間です。

そして、結果はなにも見た目だけにあらわれるわけではありません。

心にも、筋トレの効果はあります。


「心に筋肉があるとでも?」と思う人がいるかもしれませんが、厳密に言うと

『心にも筋肉のようなもの』

があります。


そして、これは鍛えることでどんどん強くなります。

これが『精神力』というものです。



「もう無理、限界!」

と、思う時でも

「あと1セットだけ!」

と自分がやるべきセット数をこなすというのは、かなり精神力が鍛えられます。

そして、終了後には

『やりきった自分』に対して自信が生まれます。

これを日常的にする人としない人で、心の強さに差がでるのは当然でしょう。

仕事やスポーツで心が折れそうになったとき、

最後のひと踏ん張りができるかは、強い精神力とやりきる自信があるかどうか

にかかっています。



心に対する筋トレのメリットは、それだけではありません。

筋トレでかっこよくなった身体を毎日見るごとに

『頑張っている自分』を感じる

ことができます。

それが自己肯定感になります。

自己肯定感が強い人は、何に対しても前向きになれます。

こういった人は、仕事や恋愛、スポーツ、趣味などでもし失敗するようなことがあっても、「次は大丈夫、頑張ればできるようになる」と意識を高く持ち続けることができるのです。





自分に自信があり、心が強い人をあなたはどう思いますか?

外見は普通でも、なぜか異性にモテたり、まわりに人が集まる人気者にはこのケースが非常に多いのです。

心が強い人こそ魅力的な人といえるでしょう。



周りからの見る目が変わる

アメリカでは、肥満に対する目が非常に厳しく、就職や結婚等への影響が大きくなっています。

それが日本では、肥満が直接の原因で採用面接に落ちたというのはあまり聞きません。

しかし、それは本当でしょうか?



私が面接官で、2人の候補者ををひとりに絞るとします。

どちらも甲乙つけがたい経歴を持った人物。

しかし、片方は適度に筋肉がついた標準体型。

そして、もう片方は遠目でもわかるほどの肥満体型だったとします。


この場合、私なら前者を採用します。

それはなぜか?


それは、個人の好みには関係なく、

ビジネスの世界では肥満は圧倒的に不利

だからです。


プライベートでのお付き合いなら、太っている人は温和な印象で話しやすい雰囲気があるかもしれません。

恋愛対象として太っている人が条件、という人もいます。

しかし、仕事になると、業務内容に向いているかは当然として

  • ヒト、モノ、カネの管理ができるか
  • 他人からの印象はどうか

が重要視されます。


これについて、

肥満体型の人は『体型の管理すらできない、だらしない人』

と、シビアに判断されてしまいます。

そんな人には、重要な仕事は任せにくいと考えられます。


さらに、一般的に

肥満体型の人は、不潔に見られる

ということも理由になります。


実際、

肥満体型の人は汗の量が多く、それに伴う体臭も強くなりがち

なので、本人が気を付けていてもやむを得ない場合もあるでしょう。

『清潔感が他人の印象を左右する第一条件』

であることは事実です。

上司や部下、同僚からも、また取引先やお客さんからも良い印象を持ってもらえるように、

身だしなみを体型から整えていくことが理想的

です。


そして、元々が肥満体型の人が筋トレをしてダイエットに成功すれば

  • 努力を実らせた人
  • 自分の欲望に打ち勝った人
  • 計画的に目標達成ができる人

として、一転して他人からの評価が上がり、信用・信頼につながるでしょう。

また、ダイエットをきっかけに新しい話題ができたり、恋が生まれたりするかもしれません。

まさしくメリットだらけと言っても過言ではないでしょう。




自己管理ができるようになる

筋トレをして体型を変化させたり、ダイエットに成功するためには

  • 長期的な計画をたてて
  • 自制心を持ち
  • 継続させる

と、目標によっては、かなりの努力が必要になります。

そして、やみくもに努力しても、間違った方法ではなかなかうまくいきません。

正しい方法を理解することも必要になります。



さて、これほどの努力で身についたものは、引き締まった身体だけでしょうか?

正解は、上記ですでに答えていますね。



人間は、

『緊急性のないものは後回し』

にしてしまう心の弱さがあります。

そして、

『自分への言い訳』

が得意で、

『しんどいことは長続きしない』

という特徴があります。



筋トレを続けられるということは、

これらすべてに打ち勝てている

ということになります。


結果的に、『一度決めたことをちゃんとやりきる自己管理能力』が身につくでしょう。

心がレベルアップする、ということです。

そうなれば

  • 他人との約束を守られる
  • 他人の気持ちを考える余裕ができる
  • 時間管理、体調管理ができるようになる

という効果が期待でき、おのずと人間関係が良くなるということになります。



筋トレを続けた結果

上記は、これまでの世界的な実験結果にもとづく内容に沿ったものになります。

適度な筋トレや有酸素運動によるメンタルの改善効果は、自身も感じることができました。

具体的に振り返って思うことは、家族に対しては

  • 朝一番から自分の機嫌が良くなった
  • 子供に対して『怒る』ではなく、『叱る』諭すようになった
  • 口調が穏やかになった
  • 家事、育児の段取りが良くなった

という効果が実感できました。



次に仕事面では

  • 業務を効率的にこなせられるようになった
  • 時間管理が上手くなった
  • 部下に対して、長期目線で指導できるようになった
  • トラブルにも余裕を持って、冷静に対処できるようになった

などがあります。

自分が思うには、

  • 最初から無理をしないこと
  • 結果を期待しすぎないこと

が、良かったと思っています。

頑張りすぎると、それがプレッシャーになってしまうので逆効果になっていたかもしれません。



もし、以前の私と同じような人間関係や心の悩みを持っている方がおられれば、運動習慣を続ける理由のひとつとして、以上を参考にしてもらえればありがたく思います。



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